INFJと検索すると、優しいだの空気が読めるだの、耳心地のいい、私たちを肯定してくれるかのような言葉がたくさん溢れています。そして、それ故に傷つきやすいと書かれるまでがセットです。

私自身INFJです。内向性と外交性の部分は54:46とかでしたが、他の部分はほぼ100:0です。建築家(?)だったか、の友達に論理性0(笑)とからかわれました。一応理系だったのですが……

 本題に戻ります。INFJが優しい、空気が読める、というのは否定しません。私たちは常に周りの人の幸せを自分より祈っていますし、誰かのためへの献身が大好きです。見返りなんて求めていません(強いて言うならそれが当たり前だと思っているので、周りから見たら見返りを求めているようにも見えるかもしれません)。
 
ただ、世の中いい人ばかりではありません。悪意を持って人と接する人や、あるいは自分の弱者性を利用して誰かを攻撃するものなどもいます。そして、そういう人を目にする度に自分たちの無力さというか、無意味さを痛感するのです。優しさって、まやかしなんだと気づくのです。

 多様性の社会の中で、多様な悪意が生まれる社会です。被害者だったはずの、寄り添うべきだったはずの誰かが、気づいたら加害者になって増長している。そんな光景を何度も見てきました(SNSは根本的にINFJには向いていません)

 私たちは優しい。しかしそれは真っ当な世界だけでの話。人の悪意やその論理を知ったINFJは、残酷な差別主義者へと変わっていきます。

 自称うつ病、自称トランスジェンダー、全てが気持ち悪く感じます。弱者性を利用した、意地汚いゴミ共です。また、先述した通り被害者であったはずの誰かが、意気揚々と自己の善性をアピールしていたりすると、「ラッキー!」と思っている内心が透けて見えて気持ち悪いです。あと自己肯定感が低い友人が、ホームレスの人たちなどに対して「こうはなりたくない」なんて言ってたりすると辟易します。お前さっきまで僕なんて生きてる価値ないんだーとか言ってたやない?自己肯定感低いくせになんで人を下に見るようなことができるんだ、訳が分からないと憤慨しています。本当になんなんだろう。
 
 極端に言えば、世の中の人全て(99%?)が気持ち悪いんです。性格が良い悪いとかではなく、真っ直ぐな人間以外受け入れられなくなっていく。INFJの成れの果ての自分のような人間が行き着く先は、差別主義者です。

直感が鋭い方だと思います。そして、視野もある程度広いです。人のいい所も悪い所も全てを見ています。その上で差別主義者というのはどういうことか。簡単です。直感で気持ち悪い人はもう気持ち悪いんです。そして、視野が広いゆえにその人の気持ち悪い要素を見出してしまうんです。思い込みもあるかもしれません。でも、見えることが問題なんです。見えてしまうんです、その人の裏の意図みたいなものが、直感で。

直感で善悪を見抜き、そしてその理由を並べたてられるだけの洞察力。真実妥当性はともかく、人を見る目に自信を持ってる私は、もはやそういう人の見方を変えることができません。

そうして、根本的に信頼できる人がどんどん減って、今の自分があるのだと思います。それでもたまに、真っ直ぐな人、本当に傷ついている人、心から困っている人、誰かのために願っている人、愚直な人を見ると、その人のためには心から願うことの出来る。

それが、今の私です。人間に、なりたいな。誰かとお揃いになれるように……

余談ですが、気持ち悪いってのは嫌いとは違います。好き嫌いではないんです。好きだけど気持ち悪い人もいます。そういう人は、自分だけが関わるならまだしも、親しい人の近くにはいて欲しくないなって、思ったりしてます。